飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -１６-

1：飯山一郎 :

2016/04/24 (Sun) 21:50:46

host:*.ocn.ne.jp

フクイチが露天臨界したまま５年が過ぎた。チェルノの経験法則と物理学・生物学の法則によって，いま，日本は人口大激減期に突入した。この人類史最大の惨劇の舞台上で，我々が出来うる最善の対応策は何か？これを本板では探りたい。

140：堺のおっさん :

2016/04/28 (Thu) 22:14:53

host:*.ocn.ne.jp

>>108 >>110
思想というものがなければ、その人間はつまらない人間だと思います。
が、思想に振り回されている人間も、つまらない。

「べき論」は、はじめから答えが決まっているから議論するが議論ができない。
が、「べき論」は答えを押し付けてくるから時には害を伴う。

かくて、思想は人間の口から出て、勝手に一人歩きする。
が、現実とかい離していく。厄介ですな。

信州のお人はそのはざまで葛藤されているように見受けました。

どうしたらいいのかよくわからん！というシトが増えています。
ただ、よく聞くと特効薬がないか探しているようにも聞けます。

そんなものがないという現実になぜ目を背けるのか？
ここまでひどくなるまでにどれだけの時間がかかっているのか、
すなわちどれだけ根が深いのか？

だから、少し前に「積極的待機」や「積極的諦観」という今の最悪の現実への
向き合い方を御大は提唱したわけですが、これが辛抱できないシトが多すぎます。
（工作員を除く）

個人などあまりに小さな存在なので、振り回されるほど膨大なエネルギーを
ロスしていくのですが、それでも何とかしたいとあがけばあがくほどどうにも
ならない現実をいやというほど見せつけられるわけです。

残るのは敗北感と、同調しない他者への憎悪。君臨するものはせせら笑ってます。
そこでロスするエネルギーを辛抱するエネルギーに変えることが肝要かと。

突然ですが、亀さんの愛読書に「カムイ伝」という白戸三平の劇画があります。
私も中坊の頃から愛読しました。主人公はカムイという非人出身の抜け忍ですが
もう一人の主人公に正助というカムイの義理の兄が農民のリーダーとして
登場します。領内の百姓を糾合してとんでもない一揆を領導するのですが、
本当の主人公は派手な技を使いこなすカムイではなく、何の技も持たない
正助として描かれています。

正助は「積極的待機」「積極的諦観」で日々精進して行くのですが、
一揆の後、はりつけにされず、抗弁できぬよう舌を抜かれ、生かされたまま
裏切者に仕立て上げられます。領民はまんまと騙されます。

それでも、正助はその後も次の目的のために「積極的待機」と「積極的諦観」
の日々を送る。正助のような、辛抱に耐える人間になりたいものです。

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