★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡 64431435

top
金正恩2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.(M部長・飯山一郎)
金正恩の真実 金王朝の“深い謎”ビビンバ!北朝鮮!
てげてげ(1) てげてげ(2) なんちゃらかんちゃら 文殊菩薩 亀さんnew きのこ組new へっぴりごしnewmespesadonew移ろうままに2new
【!!必読!!】『日本』という国名の秘密new  『放知技』データベース


過激なオッサンたちの未来先読みスレ -34-

1:飯山一郎 :

2018/05/07 (Mon) 22:25:35

host:*.dion.ne.jp
極東アジアは,いま,金正恩の主導で歴史的な激動期に突入した.なにしろ何十年も続いた一触即発の冷戦状態を一発で胡散霧消させた『板門店宣言』.次の大問題は(金正恩と文在寅が切望する)アメリカの朝鮮半島からの撤退!それは,(儲かる)冷戦!に固執する米国軍産をトランプが如何に処理するかに懸かっている.さぁどうなる?
191:mespesado :

2018/05/13 (Sun) 11:05:40

host:*.itscom.jp
>>189

 私の手元に野口旭氏の『アベノミクスが変えた日本経済』という本があり

ます。この第1章は、日本の「失われた20年」と呼ばれる大不況時代をど

のように克服しようとしてきたかを巡る歴史を振り返りながら、最後に登場

したアベノミクスの効用を説明しているものですが、その中から一部を引用

しておきましょう:


> 日本経済が長期不況に陥った一九九〇年代に成立した、宮沢喜一政権か
> ら森喜朗政権にいたる各政権は、経済政策としてはもっぱら財政政策に
> 依存していた。それら歴代政権による「総合経済対策」や「緊急経済対
> 策」の内実は、基本的には財政政策に尽きていた。

 (中略)

>  しかし、一九九〇年代全般を通じて巨額の公共投資が毎年のように行
> われたにもかかわらず、日本経済は結局、十分な回復にいたることはな
> かった。他方で、膨れ上がった政府財政支出と景気低迷による税減収の
> 相乗効果によって、日本の財政赤字は拡大し続けた。そのことはやがて、
> 「公共事業性悪論」といった形での、ケインズ主義的赤字財政政策に対
> する大きな疑念を生み出した。
>  そこに登場したのが、「構造改革なくして景気回復なし」をスローガ
> ンとして二〇〇一年四月に成立し、日本中に一大構造改革ブームを巻き
> 起こした小泉純一郎政権である。(中略)それは、「日本経済の低迷の
> 原因は単なる需要不足ではなく、供給側の構造問題にある」という把握
> に基づいていた。

 (中略)

> とはいえ、当時の小泉政権およびその周辺では、デフレの原因について
> は、日銀による金融政策の問題というよりは、金融機関の持つ不良債権
> による信用機能の不全に求める見方が一般的であった。(中略)金融再
> 生プログラム、通称「竹中プラン」は、まさにそのような考え方に基づ
> いていた。そのプランの意図は、銀行への圧力を通じた不良債権処理に
> あった。


 「長期不況」というのは、消費者がオカネを使わないから企業は物が売れ

ず、従って企業は満足な給料が払えないので消費者はますますオカネが使え

なくなり…、というスパイラルが定着してしまうことですから、民間がオカ

ネを使わないかわりに政府がオカネを使って消費を維持しようという「財政

政策」を取るのは当然の流れです。

 ところが1990年代に入ると、いくら財政政策を進めても一向に景気が

回復しなくなります。この原因を、当時の人達は「これでは『財政赤字』が

膨らむ一方だ。財政政策が機能しないのは既得権者が抵抗するせいだ!」と

間違った分析をして「新自由主義」の世界に突入したというわけです。

 しかし、財政政策が機能しなかった理由を正しく捉える論もありました。

リチャード・クー氏などが主張していた「バランスシート不況」という考え

方です。つまり、各企業は、バブルの崩壊で悪化した資産を補うように、負

債側すなわち借金を大急ぎで返すことでバランスシートを修復しようとする

ので、せっかく企業の借金による信用創造で増えていたオカネが借金返済で

激減し(信用収縮!)、せっかく財政出動で増えたオカネをチャラにしてし

まった、というわけです。

 しかし、この機序は、バブルの崩壊だのリーマンショックだのという劇的

なイベントがあった場合に目立つだけで、そんなものが発生しなくても、世

の中が供給過多の世界になれば、設備投資も要らなくなり、従って企業も借

金をしなくなり、内部留保を積み上げ、残る借金もどんどん返し始めるので、

急激ではないけれど、早晩「バランスシート不況」が起きるのは技術革新に

よる必然の流れだったわけです。

 さて、以上の教訓から何が分かるか?

 市中のオカネを増やすには、金融機関の国債等の買い上げによる「金融緩

和」と昔ながらのバラマキである「財政緩和」があります。ところが「財政

緩和」の方は、バブル崩壊に伴う急激なバランスシート不況のせいで効果が

無かった。ところが当時の人は、この機序に気付かずに、「財政緩和政策」

そのものが機能しないものだ、と勘違いしてしまい、残る「金融緩和」の方

で、デフレを退治しようとした。そこにはシムズ理論を初めとする「インフ

レになると早く消費しようとする傾向がある」という理論で正当化できる、

という安心感があった。

 ところが現実には、「金融緩和」は最初に「超円高の是正」が生じたため

に輸出企業が意気を吹き返して、それに内部留保の増加が相まって機能した

ものだったので、今後「金融緩和」だけを継続しても、既に円高は是正され

てしまっているので、当初の頃のような劇的な効果は出にくい。

 一方、アベノミクスの第二の矢である「財政出動」は、過去の事例は急激

なバランスシート不況の影響で相殺されてしまったから機能しなかっただけ

であり、現在のバランスシート不況は当時よりはるかに緩やかなレベルで生

じているので、今「財政出動」を本格的に行えば明らかに効果がある。しか

も、「財政出動」は「金融緩和」と違って「直接」市場にカネをばら撒く分

だけ効果は出やすい。だから今後は「財政出動」を主体に(それも本格的に)

実行した方が効果があるはずだ、ということになります。

 思うに、経済理論の多くは過去のデータによる経験則であるものが多く、

なぜそうなるかという機序の説明は取って付けただけであるということが往

々にしてあります。過去の経験則は、あくまで当時の経済環境に依存してい

るので、今の経済環境のもとで同じことが言えるかどうかということは、絶

えず一から考え直しながら検証する必要があると思います。

このトピックはレス満タンなので返信できません。


Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.