★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡
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2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.
(M部長・飯山一郎)
新時代を冷徹に読み解くおっさんたちの激論スレー36-
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1:堺のおっさん:
2018/10/11 (Thu) 01:26:16
host:*.enabler.ne.jp
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安倍総理は9月の自民党総裁選で、ゴリゴリの財務省増税派の石破派を排除することに成功した。国政での安倍総理の政治基盤は何一つ揺るがなかった。
消費税問題さえも逆手に取った安倍総理のマキャベリズムはこれからが正念場でもある。この山を乗り越えれば、ようやく長期政権のみがなしえる日本の再生に向かって日本は次のステージに向かっていく。
一方目を海外に転じれば、正月に突如声明された若き金正恩の新路線が世界を変えつつある。時間を追うにつれて飯山氏の「金正恩が世界を変える」との予測通りに動き始めている。
グローバリズム、ネオコンの衰退は誰の目にも明らかであり、多極化していく世界はこれまでの常識とはまるで違う発展を遂げていくこととなるであろう。
そのカギはアメリカが変われるのか? そして、トランプは中間選挙を乗り切り長期政権にたどり着けるのか? ドル体制は変わるのか? 来る新時代を客観視した議論を期待する。
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749:mespesado:
2019/01/14 (Mon) 09:27:37
host:*.itscom.jp
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>>747
まず最初はアメリカのGDPが図抜けている件。
これは誰しもが抱く疑問だと思うので、最初にYahoo!知恵袋の問答を見て
みることにしましょう。まずは質問から:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13109670238
> アメリカのGDP
>
> 何故アメリカは日本や中国よりケタ違いにGDP値が高いのですか。
> 人口だってそこまで多いのでもないし、自動車や電化製品もアメリカの
> ブランドなど安くても欲しくなんかありません。アップルは別ですけど。
> どうしてなのかわかりません。
そうですよね。アメリカは、かつては製造業大国でしたが、もともと嗜好
からして大味で、デカイことは良いことだ、品質二の次安けりゃよいのアメ
リカがクラフツマンシップ/匠のドイツや日本に品質で追い越され、自国の
消費者にも見限られて車に代表される製造業が衰退し、矛先を海外に向けた
米国から日本の貿易黒字を逆恨みされてジャパンバッシングが起きたのはみ
んな頭に焼き付いていますからね。それなのに何で今でもGDPが一位なん
だ?変じゃないか?というわけです。
さて、この実に素朴な質問に対するベストアンサーは以下のとおりです:
> アメリカのGDPの7割は個人消費です。
> アメリカ国民が国内でカネを使うことで経済が成立しています。要する
> にアメリカ国民は使えるカネがそれだけ豊富にあるということです。
> 戦勝国の中でもイギリスやフランスは国土が荒廃して復興に手間取る、
> あるいは植民地を失って失速する中でアメリカだけは本土は無傷。
> アメリカは戦後一貫して有利な立場にあったので、それだけ豊かである
> のです。
> もっとも、借金してでも消費するという面があって、国家としてみると
> 最大の負債国家です。稼ぎは良いけれど、使いっぷりはもっと良過ぎて、
> 国、地方、国民揃って借金体質。
> 日本の3倍弱の人口が、揃って借金してでも消費するなら、GDPも膨
> れ上がるという構造です。
> 日本の場合はGDPの6割が個人消費です。
> アメリカ人ほどには使えるカネが無いというのか、カネを使いたがらな
> い。
> アメリカよりも人数も少ないし、カネも使わないからGDPも低い。
> 代わりにアメリカと違って、国民が消費しないで貯蓄に励むお陰で、政
> 府は赤字でも国家全体としての純資産としては世界最大の国家になって
> います。
> 国民が消費を避けて貯蓄に励むから低成長の日本。
> 中国のGDPでは半分が投機です。
> リーマンショックに対応して、極めて大規模な公共投資をやったので、
> 不動産投機などで経済規模が膨らんでいます。
> 人口が多くても、個人が消費できるような富は無い状態です。
> 欧州ではリーマンショックの発端となった金融派生商品が不良債権化す
> ることで、破綻する国家がでましたけれど、中国の場合は理財商品とい
> う爆弾を抱えている状態です。
これは簡潔に各国のGDPを特徴づけている見事な整理なんですが、これ
らを理解するためには少し予備知識が必要です。
GDPとは Gross Donestic Product の略で、ここに Product とあるも
のだから、多くの人は「生産力」の指標だ、と思ってしまうのですが、そし
てその理解は確かに間違いではないのですが、実際のGDP算定式は次のと
おりです:
Y = C + I + G + ( X - M )
ここで、左辺の Y が「国民所得」で、要するに GDP のことであり、
C は「民間消費」、I は「民間投資」、G は「政府支出」、X と M は
それぞれ「輸出」と「輸入」を表します。
何のことは無い。GDP は Product だから生産力かと思いきや、実際は
国内の「消費量」を足し合わせたものなんですね。
ただし、国民と政府に消費されたモノやサービスや投資の元はどこから来
たかというと、国内生産か輸入のいずれかです。ですから C と I と G
の合計は、「国内生産のうち国内で消費されたもの」と「輸入」(=M)の
合計に等しいはずです。
他方、「輸出」(=X)は「国内生産のうち国内以外で消費されたもの」
に等しいはずですから、上の式の右辺は結局のところ、+ M と - M が
キャンセルされて、
Y = 「国内生産」
という式になり、確かに GDP は国内の生産量に等しくなり、Product と
名乗るのはウソではないことになります。(GDPの計算式には実は3とお
りがあって、上に掲げた計算式は、その中で「支出による定義」とよばれる
もので、その他に「生産額による定義」と「分配による定義」があり、それ
らはいずれも等しくなります。これを「三面等価の原理」と言います。)
さて、以上を予備知識として最初の知恵袋の回答のアメリカについて書か
れた段落を読めば、その前半に書かれていることは、戦後しばらくの間まで
アメリカが何でも世界一だということで憧れの対象になっていた理由でもあ
るわけで、ここは誰にも異論のないところです。ところが後半に書かれてい
る「消費が強い」ということこそが本質で、ここにアメリカの国民気質が端
的に表れていて、「借金してでも消費するという気質」こそが、製造業が衰
退した今でも相変わらずGDPが強い理由になっているわけです。このこと
に特化して書かれた記事があるので見ていきましょう:
アメリカ経済だけがなぜ成功するのか 日本と逆だから
http://www.thutmosev.com/archives/40531575.html
> FRB議長ベン・バーナンキは「空からお金を撒けば景気は良くなる」
> と発言した。
> 全世界から馬鹿扱いされたが、結果はバーナンキが正しかった。
冒頭からブッ飛んでいますが、次の下りを読めば何のことを言っているの
かよくわかります:
> 2008年頃のアメリカはリーマンショックの震源地で、倒れそうな状
> 態だった筈である。
>
> それがどうしてアメリカだけが数年で回復し、景気が良すぎて悩むほど
> になったのだろうか。
>
> 理由は一言で言えば、アメリカ人はお金の原理を知っているが、日本人
> はお金に背を向けている。
そして、次の下りでもう答が出てしまっています:
> 経済成長とはお金を増やす事ですが一見当たり前の事を、世界中の国で
> アメリカしか実行していません。
>
> 例えば日本は現在「財政均衡・緊縮財政」をしていて、国の借金は悪い
> 事だと考えています。
>
> アメリカの財政政策を一言で言えば「どんどん借金してどんどん使え」
> で、お金を使って経済成長します。
更に、次の下りでは筆者は半ばやけっぱちで書いているように見えますが、
残念ながら本質をズバリ突いています!
> 日本はお金を節約し、お金を減らしているので30年間ずっと不況のま
> ま変わりません。
>
> 節約とはお金を減らす「経済縮小」なので、続ける限りこれから先も日
> 本は絶対に経済成長しません。
>
> 日本の財政規模が100兆円と言ったって、半分は借金を返すのに使っ
> ています。
>
> アメリカ人はこんなアホな事はせず、予算を200兆円に増やして経済
> 成長を起こし財政を好転します。
>
> これが「お金を増やす」という事で、コツコツ働いて返す気なんか最初
> からありません。
そして、筆者はアメリカが実は天下の「浪費大国」であることも強調しま
す:
> アメリカは世界最大の公共事業を行っていて、公共事業で経済を成長さ
> せています。
>
> ここで言う公共事業は政府が関係する社会福祉とか軍事費とか、宇宙予
> 算、教育予算まで全てを含みます
> 経済なんてものは早い話「浪費」であり「無駄遣い」でしかありません。
よくぞ言い切った!そのとおりですよね。
一方、これに対して「いや、アメリカの産業だって最先端の分野では強い
じゃないか。シリコンバレーとか。それから最近のグーグル、アマゾンを見
よ。飛ぶ鳥を落とす勢いじゃないか!」という人もいるでしょうが、筆者は
次のように言います:
> 「シリコンバレー」という先端技術地域があるが、アメリカ軍が発注し
> た大学や企業が集まった地域です。
> 日本で言えば大本営や防衛省の周りに軍事産業が集まったのが「シリコ
> ンバレー」です。
>
> 従ってマイクロソフトやグーグル、アップルも米軍が作った企業であり
> 軍事産業の一翼です。
>
>「ディズニーランド」を作ったのもアメリカ軍であり、ミッキーの後ろに
> 軍隊がついているから強いのです。
なんと、あのディズニーランドも「軍需産業」だったw
そして筆者は、こと経済に関しては通常のモラルと正反対の方が正しいこ
とがあるにもかかわらず、クソ真面目に通常のモラルを通そうとする日本を、
アメリカと対比するように皮肉交じりに自嘲しながら論評します:
> 日本では選挙の一票の格差が大問題になっているが、アメリカでは人口
> に関係なく、全州が同じ上院議員数です。
>
> 日本流で言えばアメリカの選挙は無効で、民主主義を冒涜しているもの
> です。
>
> 全ての州が人口に関係なく同じ権利を持つのがアメリカの考え方で、民
> 主主義などくそ食らえと思っています。
>
> また大統領選の資金は数人の大富豪が出し、政治を支配しているのは日
> 本でもたまに報道されています。
>
> もし日本で孫正義とか三木谷とか経団連が選挙資金の8割を出して政治
> を支配したら、きっと国民は怒るでしょう。
> アメリカ人は「金持ちは優れているから金持ちなので、任せておけば良
> い」と考えている。
>
> 田中角栄という汚職で逮捕された元首相が居たが、アメリカの政治家は
> 全員が田中角栄です。
>
> むしろ献金も受け取れないような無能な政治家は、アメリカでは当選で
> きません。
もう、腹の皮がよじれそうですw
でもこの人、ものごとの本質を突いていますね。
(続く)