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金正恩の真実 金王朝の“深い謎”ビビンバ!北朝鮮!
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新時代を冷徹に読み解くおっさんたちの激論スレー38-

1:mespesado:

2019/07/22 (Mon) 09:29:16

host:*.itscom.jp
経済の世界で緊縮派対反緊縮派の対立軸が鮮明になってきました。
引き続き放知技の目の肥えた読者のレベルにふさわしい議論を期待します。
699:mespesado :

2019/10/18 (Fri) 22:11:15

host:*.itscom.jp

>>685

> 多くの人は、税金(国税)を財源だと思っている…と思います。
> “単なる貨幣の回収に過ぎないと理解している” Coooool な層はどれ位
> いるのかな?
> そ〜ゆ〜自分も、 “税金は単なる貨幣の回収に過ぎない” と言うのが
> …、わかるような?わからないような?
> で、これって簡単そうで単純そうで、でも、いざ理解しようと思うとな
> かなか理解しづらいような…。 


 人間っていうのは、身近なものについては理屈で「理解」するより先に体

感と経験で「判断」する、という特質があります。

 なぜなら、人間が生きていく上で日々、時々刻々やらなきゃならないこと

は沢山あるので、その各事項をいちいち理屈で考えて理解しながら実行した

のでは脳のキャパを超えてしまって自分の体が制御不能になってしまうから

でしょうね。

 しかし、人間は必要な時には理屈で考えて行動することもある。それじゃ

あ、経験や体感で行動する場合と理屈で考えて理解してから行動する場合を

どういう基準で切り替えているかというと、普段扱いなれているものは前者

の基準で行動し、馴染みのない対象を扱う場合は後者の基準で行動する、と

いうように人間というものは切り替えているように見えます。

 実際、大抵の場合はこういう使い分けでうまく行くんです。

 ところが中には例外があって、「オカネ」にまつわる話がその例外の典型

的な例なんですね。

 オカネというものは、我々にとってあまりにも身近なモノです。だから、

オカネに関する話は大抵の人が自分の体感と経験でものごとを判断します。

 ところがオカネには「ミクロ」の観点と「マクロ」の観点があって、我々

がいつも体感しているのは「ミクロ」な観点のオカネの方です。

 このミクロの観点では、「収入」が増えれば「オカネは増え」、「支出」

が増えれば「オカネは減り」ます。こんなことは、我々は誰でも子供の時か

らず~っと経験しているから、考えるまでも無く当たり前だと思っています。

だって、我々が身近なオカネへのかかわりの世界では、家計にしろ企業会計

にしろ、この原則が当たり前に成り立っているからです。

 ところが「マクロ」の観点では、これが正反対になります。

 「税収」が増えると、それだけ市中から貨幣が政府によって回収されてし

まうため、市中に流通している貨幣はミクロの場合とは逆に「減少」してし

まいます。一方、「政府支出」が増えると、その分だけ政府から公共事業へ

の支払額として市中に貨幣が供給されますから、これまたミクロの場合とは

逆に市中の貨幣は「増加」します。つまり


■ミクロの場合■

 収入が増える → オカネは増える

 支出が増える → オカネは減る


□マクロの場合□

 収入が増える → オカネは減る

 支出が増える → オカネは増える


↑というわけで、マクロにおいては、我々の経験であるところのミクロの場

合とは収支とオカネの増減の関係がまるっきり真逆になっているわけです。

 つまり、同じ「オカネ」のことを考える場合でも、我々が体感しているよ

うな「ミクロ」の場合には体感や経験で判断してもよいが、我々が体感して

いない「マクロ」の場合には、ミクロの場合の体感でそのまま判断するので

はなく、逆に頭でしっかり考えて、理屈で判断しなければ間違うよ、という

ことなのです。

   ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 というわけで、↓の質問に半分は答えたことになると思っているのですが

どうでしょう?


> インフレにならないように税金として回収する…?
> それなら何で?今インフレにしたいのに財務省は回収する?
> 逆をやってどうする財務省!?
> こ〜ゆ〜考え方でも良いんでしょうか?


 で、残りの半分、すなわち「インフレにしたい」云々の部分ですが、これ

は上記でオカネの増減が我々の幸不幸とどういう関係にあるかという話にか

かわってきます。

 ミクロな場合、すなわち個人の家計や企業会計の場合、オカネが増えれば

増えるほどハッピーですね。これは、オカネがあればあるほどたくさんのも

のが買えますし、イヤな仕事を我慢して稼ぐ必要もなくなるからです。これ

はこんな理屈をいちいち考えなくても、我々の体感で判断できるとおりです

よね。

 それではマクロの場合はどうでしょう?

 国がオカネを沢山持っている、すなわち市場に貨幣が沢山流通していると

いうことは、モノやサービスの供給力以上にオカネがあると、いくらオカネ

があっても提供できるモニやサービスは上限がありますから、セリが生じて

モノやサービスの値段が吊り上がってしまいます。つまりインフレになって

しまうわけですが、しかし日本のようにモノヤサービスの供給力が限りなく

沢山ある場合は、オカネが増えた分だけ買いたい量も増えますが、それに応

じて生産量を増やすことが可能なので、実際に生産を増やせて、しかもそれ

がちゃんと売れるので、売る方も儲かるので、みんなハッピーになります。

 逆に、オカネが少なすぎるとどうなるかというと、モノやサービスをいく

ら生産しようと頑張って働いても、国全体の貨幣が不足していますから、オ

カネを持つ人が少なくなり、モノを買える人が少なくなるので必要な売上を

得ることができません。その結果、生産しても生産しても所得は増えず、結

局せっかく生産供給力が有り余っているのに消費が十分できず、皆不幸にな

ってしまいます。

 つまり、日本のような供給力が十分ある国では、マクロにおいてもミクロ

の場合と同じで(ただし同じなのは結論だけで理由は異なる)、オカネは少

ないのが「悪」く、多い方が「善い」のです。

 ということは、ミクロとマクロでは収支とオカネの増減の関係が逆で、今

説明したように、日本ではオカネの増減と国民の幸不幸の関係はミクロとマ

クロで同じ。となれば、この2つの事実の論理的帰結として日本では収支と

国民の幸不幸の関係はミクロとマクロで真逆である、つまり、ミクロでは収

入が多ければ多いほど、支出は少なければ少ないほどハッピーなのに対し、

マクロでは収入(=税収)は少なければ少ないほど、支出(=財政支出)

は多ければ多いほどハッピーになる、ということになります。

 財務省の官僚どもが、こうした理屈が自分たちの利権に反するので、この

結論を無理やり否定するために、上で述べた「インフレ」の害をことさら誇

張して力説し、「マクロではオカネが増えるとインフレになるから悪なのだ」

と反対の結論に持っていこうとしますが、残念ながら、日本は供給力が大変

大きいため、ヘリコプターでお札を大々的にばら撒くと言うような「円の信

用をわざとなくす」ようなバカげたことでもしない限り、インフレになんて

なりません。彼らは途上国のような供給力に限界がある国の例をことさら取

り上げてハイパーインフレになる~、とウソのプロパガンダを吹聴している

だけです。

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