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金正恩の真実 金王朝の“深い謎”ビビンバ!北朝鮮!
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混沌に希望を見出す賢者の発信スレー41-

1:堺のおっさん:

2021/01/24 (Sun) 07:25:51

host:*.enabler.ne.jp
どういう訳か、本スレが消えてしまっている。

原因調査を行いますが当面、記事はここにお願いいたします。


前スレはまさに武漢ウイルスという世界を混沌の世界に変え、

希望を打ち壊すまっただ中で国家について検証してきた。

今後の世界に最大の影響を与える一つのイベントである

アメリカ大統領選挙の投票日を3日後に控え、

世界がどちらになるのか固唾をのんで見守っている。

どちらになるにも、選挙自体が混乱し政治的空白が生じる。

こうした局面で真に問われるのは明確な指針である。

日本の進む道を照らす投稿を期待したい。
273:mespesado :

2021/05/16 (Sun) 10:16:47

host:*.eonet.ne.jp

 はぐらめいさんの5月14日付のエントリー:


星岳雄教授の「ゾンビ企業論」
https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-05-14


と、三橋貴明さんの最新のエントリー:


日本史上、最大・最悪の危機(後編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12674767991.html


は、考察の対称としている人物は異なるものの、どちらも同じ問題点の指摘

だと思います。

 前者は「一昨年スタンフォード大学から東大教授に転身した」と紹介され

ている星岳雄教授、後者は言わずと知れたアトキンソン氏です。

 どちらも「収益性が劣化した中小企業は潰して効率化を図るべし」という、

まさに「最先端」大学や「投資」銀行が理想とする「徹底効率化」社会を目

指しているという点で共通するものがあります。

 で、前者では、

  ①業績が悪く回復見込みが立たないにもかかわらず、

  ②債権者や政府の支援により存続する企業

の二つの条件を満たす企業をゾンビ企業と定義して、この「ゾンビ企業」が

「より、他企業の収益性を低下させ、新規参入を難しく」し、「様々な市場

で混雑現象を引き起こし、健全企業の収益性を低下させるの」から、淘汰し

なくてはいけないのだそうです。この中で、「市場で混雑現象を引き起こ」

す、というのが抽象的でよくわかりませんが、更に読んでいくと、「ゾンビ

企業が存続することで、健全企業、さらには経済全体の収益性が損なわれる」

から良くないのだそうです。

 これ、簡単に言ってしまうと、「新規参入の起業家や既存の成功した企業

人の金儲けの邪魔になる企業は迷惑だから淘汰されろ!」と言っているだけ

のことに過ぎませんよね。まさに「ザ・新自由主義」の極致なんですが、こ

のように言い換えてしまうと、何て無慈悲な!と思うのですが、しかし自分

が企業人の立場に立って考えると、その気持ちはわからないでもない。それ

は、単純に「企業人は強欲だから」という理由でもない。そうではなく、そ

の根底には「昔は右肩上がりで儲かったのに、今はその頃より苦労が増えて

いるのに儲からなくなっている」という被害意識があるのだと思います。だ

からこそ、「儲からなくなった原因は何か」と考えて、「それは不健全なゾ

ンビ企業がのうのうと存続しているせいだ!そうに違いない。だからそんな

不健全な企業は世の中から消えてくれ!」という発想になるのです。

 次に、三橋さんのエントリーでは、銀行法の「改悪」の話で、アトキンソ

ンの出身母体であるゴールドマン・サックスが、13日に日本の金融庁に対

し、「銀行業務の営業免許の申請手続きに入った」ことを取り上げています。

この銀行法の改正というのは、美辞麗句で装飾されてはいるが、要するに、

「技術力に秀でた中小企業に、銀行が出資し、M&Aを推進する」という内

容であり、要は、株主資本主義が蔓延し、短期利益至上主義になって来たた

め、大企業は、中長期の技術投資、研究開発が困難になってきたので「それ

なら独自の技術力を持つ中小企業を買収してしまえ!」という話なのですね。

 つまり、中小企業の技術だけが欲しい。技術を持たない中小企業は要らん、

技術を持った中小企業も中身の技術だけが欲しいので、抜け殻になった中小

企業そのものも要らん!というわけです。これもまた、「ザ・新自由主義」

の極致ですが、なぜこうなったか、という元を正せば「なぜ株主資本主義が

蔓延したか」という問題に帰着します。これは、日本の場合、米国から「輸

入」したものであり、日本はそれまで企業相互間で「株の持ち合い」を行っ

て、株主の短期利益優先を押さえこんでいたのですが、最初に「製造業で日

本との競争で敗れた」米国が、カネを商品とする投資銀行の世界戦略に活路

を見出し、その「外圧」で日本の「株の持ち合い」が解体され、ちょうど日

本の方でも高度成長が終わって収益性が低下して何とか活路を見出したいと

思っていたところだったので、米国の外圧にまんまと乗っかってしまった、

というところだと思うのですね。

 以上のように、はぐらめいさんのエントリーも、三橋貴明さんのエントリ

ーも、「企業の収益性が低下した」ので、それを打開するために資本主義が

暴走している、という点で全く共通の話なのですね。

 で、私も前々から主張しているように、日本で「企業の収益性が低下した」

理由は、ゾンビ企業のせいでも何でもなく、生活必需家電が100%普及し、

企業の売り上げ増が原理的に頭打ちになったからであって、何か悪いことが

起きたから収益性が低下したのではなく、生活必需家電の普及という「善い

こと」が企業収益の悪化という「悪いこと」を齎したわけです。この発想が、

どうしても多くの人には受け入れられないみたいですね。加えて、売上が落

ち込むと、設備投資が不要になって、企業が借金をしないから信用創造によ

る貨幣の創造が減り、しかも国が貨幣を増やさないからデフレになって、消

費者は欲しいものまで買えなくなり、従って企業は更に減収になって給料も

減る、というデフレ・スパイラルになってしまう。真の原因はまさにそっち

なのに、世の中は正しい理由を知らないままに新自由主義の方向へまっしぐ

ら、というのが現状だと思うのです。


 で・す・が、三橋さんのように新自由主義を食い止めるのが正解か、とい

うと、私はそうは思わない。新自由主義は、行き着くところまで行く方がよ

い。というか、私が望もうと望むまいと、そっちに突き進んでいくと思いま

す。そして行き着いた成れの果てで、貨幣経済そのものに根本的な疑念が生

まれ、落ち着くところに一挙に落ち着くんではないかと思います。なぜなら、

今までどおり、危機に陥った中小企業を「保護」したりしても、それは「正

常な状態ではない」という意識が付きまとい、要するに国が保護している、

という状態は、「生活保護を受ける」のと同じで「誰かに借りを作っている」

という意識が抜けず、その結果、世の中に「助ける側」と「助けられる側」

という「階級意識」を作るだけだからです。むしろ、このまま新自由主義が

暴走して、そもそも「保護」のような形で「救済」するという考え方がおか

しく、今だと「救済」や「保護」と見做されている制度が「正常な場合の制

度の一環」とみなされるような仕組みに世の中が相転移するのを待つ方がよ

いのではないか、と今では思っているところです。

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