飯山サンへ
立春は英訳するなら、harbinger of springがいいかもしれません。常套句です。
STAP細胞の話は、BBC World Newsで書かれていたものを読んだのですが、記事の中でacid bathという項目があり、実は僕はこれを誤読し、酸性の風呂と考えたのですが、そんな記述は出てこなかったので、辞書でbathを引いてみると、溶液という自分にとってはテクニカルタームが出てきて、これこれとまあ一件落着しました。もちろん、このacid bathを見た瞬間、飯山サンが乳酸菌風呂に入っている映像が頭のなかに浮かび、乳酸菌風呂に入れば、もしかして幹細胞を作れるんじゃないかなんて考えていたら、飯山サンがブログで乳酸菌を使った幹細胞の作成方法についての研究をご紹介なさったので、やっぱりそうかと納得。英文は誤読しましたけど、研究の筋は良かったというわけで、自画自賛してしまいました。と言っても、自分は子供の頃からけがをすると酸性水につけて治療をしていたので、STAP細胞があれほど大騒ぎになっている理由がイマイチ分からず、きょとんとしていました。別に、STAP細胞女史のご研究成果を酷評するつもりは毛頭ありません。正直、自分にとっては、この件は正直どうでもいいからです。
僕は、iPS細胞についても、イマイチ懐疑的です。一つの理由は、iPS細胞を培養する際に、P53遺伝子の働きを抑制すると、iPS細胞の培養が飛躍的にやりやすくなるという論文が既に出ているようですが、P53遺伝子はがん化した細胞がアポトーシスになる際に非常に重要な役割を果たしているとの事で、解釈によってはiPS細胞自体ががん細胞と見えなくもなく、腫瘍を抑制する遺伝子部位が発見されているにもかかわらず、どうしても僕は納得がいきません。僕は大阪出身者ゆえ、山中教授の業績には同郷人として、非常に敬意を持って見ていますが、やはりP53遺伝子の取り扱いがどうなるかによって、今後のiPS細胞の研究の方向性が大きく決定されていくと勝手に考えます。
ちなみに、僕がラドンガスがいいと考えているのは、このP53遺伝子を活性化することがわかっているからで、疫学的見地からではなく、これをどう見ればいいのか、自分なりにじっくり考えてみたいと考えます。
炉心溶融後1000日でストロンチウムが暴れだすという記事で紹介されていた英語の論文の著者の一人がこういう論文を書いていました。
I. AI-Omari, Abschätzung der Strahlenexposition infolge störfallbedingter Radionuklideinleitungen von
kerntechnischen Anlagen . in Fließgewässer unter Berücksichtigung der Zeitabhängigkeit relevanter Parameter,
専門外ですが、僕はこの論文のシミュレーションは面白いと思います。自分も、この論文のシミュレーションを復元すればいいと思います。今の技術なら、割と簡単に復元可能鴨。ちなみに、僕はこれやれますので。