飯山一郎へ伝言・密告・質問・短信etc -１８-

1：飯山一郎 :

2016/08/04 (Thu) 18:14:41

host:*.tinmok.com

「共用プールも逝ってしまってる」と書いたのは「cmk2wl」氏だが，フクイチの現況は，かつてないほど悪化の一途だ．が，ニッポン社会の表層は「なんてことないじゃん！」と，何事も無かったよ～な脳天気．これは，しかし，嵐の前の静けさだ．海外では６月上旬，「日本は無責任だ！」と中国が日本を糾弾(http://goo.gl/sXnIU4)，ロシアもフクイチ鎮圧に関して明確なサインを送ってきている(http://goo.gl/NP9N53)．その中露は８月下旬から大規模な合同軍事演習を開始し，日本を大々的に挑発する．この挑発にノッたら，日本は一夜にして「敗戦国」だ．安倍と麻生が近々「谷垣化」しても，日本政府の統治機能は一夜にして失われる．８１５前の天皇の「玉音」も，鎌の切り裂き音，いや天の声になりそうだ．２０１６年後半は，一寸先が闇だ．皆の者，大いに語れ！

427：すでに爺 :

2016/08/21 (Sun) 17:27:09

host:*.bbiq.jp

Ｅ爺様
遅くなりました。「すでに爺さんのソエジマ論は，鋭い！」
なにげに書いた文章、過分な評価でびっくりです。　ヤスパースの「精神病理学原論」に
精神疾患の分類があり、自我の崩壊として、時間の感覚の喪失が挙げられています。
若い頃に読んだ本で、手元にありませんが、翻案して説明します。

記憶を失うわけではなく、誕生から現在までの記憶の時間感覚が失われます。過去、現在、
未来の混濁した時間の中に投げ出され、自我の統一を失う、ヤスパースは具体的な症例を
示していませんが、おそらく時間の感覚を喪失した本人は、賽の河原で小石を積み上げては
壊し、積み上げては壊すようにして、自我を再構築しようとしますが、過去からの時間が
寸断されていますから、現在の体験を構成することもできません。
生死の境での、生と死の誘惑のぎりぎりの綱引と言えば、置かれた状況が理解できるかと思います。

副島さんが事故直後、福一原発のゲート前で「大丈夫だ、危険はない、私副島が言うのだから
絶対に心配ない」と国民に語りかけている映像、その後の冷蔵室の購入と食糧備蓄や言動を見て
きて、「逝っちゃってる」。この人は自我の何かを喪失したのだと感じていました。

ゲットーのような死を前にした情況でも「大丈夫、自分達はすぐに解放される」と楽観視するのは、
人間心理一般として見られるもので、ホの現実を前に何の警戒心もない、ヌポン国民を見れば分かります。

副島さんはそれとは違う特殊な精神疾患を思わせます。憂国の士、国民の精神的指導者
という自負心が、自我の何かを喪失することで突出して、奇怪な預言者的な行動を誘発して
いるようで、何を失ったんだろうと考えてきました。最近の言動から引き出した答えが
意外な結論で、「現実と、自分がこうあって欲しいという希望の境の崩壊」でした。単純なのです。

ヤスパースの自我の精神病理、時間の感覚の喪失が、過去の体験の全否定に端を発すると
すれば、副島さんは過去の体験の全肯定という形で、時間ではなく「現実と願望の境が崩壊』して
いる状態です。「私の願望は現実である」となります。
強い自負心と鋭い頭脳の知識人に固有の症状かもしれません。時間の喪失が非常な苦しみであるのに
対して、これは虚構の快楽の内にあるのかもしれません。
長くなりました。

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