★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡
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2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.
(M部長・飯山一郎)
過激なオッサンたちの未来先読みスレ -34-
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1:飯山一郎
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2018/05/07 (Mon) 22:25:35
host:*.dion.ne.jp
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極東アジアは,いま,金正恩の主導で歴史的な激動期に突入した.なにしろ何十年も続いた一触即発の冷戦状態を一発で胡散霧消させた『板門店宣言』.次の大問題は(金正恩と文在寅が切望する)アメリカの朝鮮半島からの撤退!それは,(儲かる)冷戦!に固執する米国軍産をトランプが如何に処理するかに懸かっている.さぁどうなる?
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189:mespesado
:
2018/05/13 (Sun) 07:22:13
host:*.itscom.jp
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私が定期的に読みに行っている、例の「めい」さんの過去記事(2015
年1月13日付)に次のような書評記事があります:
伊東光晴「アベノミクス批判―四本の矢を折る」を読む
http://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2015-01-13
その中に、次のような記述があります:
> たとえば第一章、岩田規久男日銀副総裁が説く「通貨供給量の増加→予
> 想インフレ率上昇→予想実質金利の低下→設備投資増加」というトラン
> スミッション・メカニズム(波及経路)を俎上に上げる。そもそも供給
> 過剰社会で物価上昇はないし、インフレ予想と言っても人によってちが
> うわけで土台あやふやな理屈にすぎないことを指摘しつつ、「予想金利
> の低下が投資を増加させる」のかどうかについて問う。イギリスに於け
> る調査、経済企画庁調査局の調査結果を紹介、結論は、投資をするかど
> うかを決めるのはまずもって「予想以上の需要増加」が69.5%、ついで
> 「他企業との動向から競争力を維持するため」が58.8%。そもそも「こ
> れくらい(1〜2%)の実質金利の低下で、不確実姓を伴う投資を企業が
> 増やすわけがない。」という結論。なんとなくそういうものかなと思わ
> されていた岩田説的なこれまでの理解はたちまち消し飛んで、伊東氏の
> 説に納得、腑に落ちた。
私が2017年になって放知技で得意顔(失笑)で書いてきたことが、既
に伊東さんの本で指摘されていて(「供給過剰社会で物価上昇はないし」の
くだり)、それをめいさんも正しく評価しておられるではないですか!
しかし、そんなに以前から鋭い指摘があったのに、現代の経済評論家や学
者がこのことを指摘することがないのはなぜなのか?このことに言及すると
財務省が緩和政策の邪魔をすると恐れたのか?…いろいろ妄想が膨らんでし
まいます。
さて、上の記述に続く次の部分↓
> このことに関連し第2章では「金融政策はインフレ対策には有効であるが
> 不況対策には無効である。」(31p)とし、ガルブレイスの「紐のたとえ」
> が語られる。「紐を引っ張ると同様に中央銀行の緊縮政策によって銀行
> 貸出量を減らし、それによって貨幣供給量の増加を押しとどめ、減らす
> ことはできる。しかし、紐を押しても効果がないと同様に、銀行貸出及
> び貨幣供給量を増やすことはできない。安倍・黒田氏は紐を押している
> にすぎない。戯画以外の何ものでもない。」(32p)と一刀両断。腑に落
> ちる。
は再考の余地があります。
私は今までの議論で「金融政策を行えば、市中にオカネが大量に供給され
るが、モノやサービスは供給過多なので、これがインフレを引き起こすこと
は無く、かわりに家計も企業も内部留保に走り、その結果将来の不安が軽減
することにより徐々に企業は従業員への還元を増やし、家計は消費を増やし
ていく、という形でアベノミクスは機能する」と述べましたが、「市中にオ
カネが供給される」の部分の具体的なメカニズムについては当初は不問に付
していました。実は上記の引用部分における伊東氏の論は、まさにこの、私
が不問に付していた部分を鋭く突いたものです。
確かに「金融緩和」というのは日銀が銀行の持つ国債を引き受けて、かわ
りに市中銀行の当座預金にオカネを振り込むだけですから、それだけだと、
確かに資金需要が無い企業の借金が増えることはありません。だからこの部
分での伊東氏の議論はそのとおりです。
ところが伊東氏は一点、ある現象を見逃しています。それは「為替」にま
つわる事情です。民主党政権時の緊縮財政のせいで、為替が異常な超円高に
振れていました。これは円の実力を過大評価するものでしたが、アベノミク
スによる金融緩和のおかげで、企業が借金を増やす増やさないとは関係なく、
世界市場が日本の緩和政策を見て投資行動を変えた結果の円売りにより、円
安方向に流れ、結果、異常な円高が解消されて日本の輸出企業が息を吹き返
し、収益が増えたことです。これが好景気のきっかけとなり、これに緩和政
策で内部留保が増えて将来の不安がなくなったことが加味されて、まずは失
業率の低下から続いて最近の賃上げに至る、という流れに結びついたのです。
こんな機序を最初から読めていた人がいるでしょうか?つまり、「リフレ
政策」に根本の根拠を置くアベノミクスは、悪い方にブレる誤解と良い方に
ブレる誤解が複雑に絡まった結果として、結果オーライになっている、とい
う実に薄氷を踏むような「成功」だったわけです。このことは、絶えず環境
変化を観察し続け、当初考えていた仮説がどう現実とずれて行っているかを
見逃さないようにして軌道修正が必要ならしていく、という大変高度な判断
が必要であることを我々に教えてくれていると思います。