★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡
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2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.
(M部長・飯山一郎)
過激なオッサンたちの未来先読みスレ -34-
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1:飯山一郎
:
2018/05/07 (Mon) 22:25:35
host:*.dion.ne.jp
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極東アジアは,いま,金正恩の主導で歴史的な激動期に突入した.なにしろ何十年も続いた一触即発の冷戦状態を一発で胡散霧消させた『板門店宣言』.次の大問題は(金正恩と文在寅が切望する)アメリカの朝鮮半島からの撤退!それは,(儲かる)冷戦!に固執する米国軍産をトランプが如何に処理するかに懸かっている.さぁどうなる?
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247:mespesado
:
2018/05/16 (Wed) 00:40:26
host:*.itscom.jp
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>>222
Ricky_Elwoodさんのツイートの続きです:
> 世界はパワー・ポリティクスの時代に入ってます。その時代に入ってさ
> え憲法9条を護持する事はやがて国家の死を招くのではないか?というの
> が私の考えです。トランプ大統領もいつも助けてくれる訳ではないと考
> えます。その理由はトランプ自身が本来は「自分の身は自分で守れ」と
> いう人だからです。
> トランプ大統領の演説を聞いていると「資本主義社会、自由主義社会を
> 維持するには軍備が必要だ。そこで私は同盟諸国にも国の規模に見合っ
> た軍備負担をお願いしたい」という事を何度か言ってます。日本にも当
> 然「アジアの平和安定に相応しい装備を持て」と言ってくるんじゃない
> かと思います。
> そういうポリシーのトランプ大統領がいつ迄日本の「いやあウチには憲
> 法第9条ってのがありましてそれは出来ないんです」という説明に納得し
> てくれるか。思ったより近い将来にトランプ大統領は納得しなくなるの
> ではないかという気がします。
> 国家的破滅に瀕して高邁な理念のもとに作られた憲法9条だったが今度
> は一転してそれが日本を国家的破滅に導くものになる可能性すらあると
> 思います。
> 最後に安倍総理の心中を思って一言。
> 「大将の胸臆は衆人の知るところにあらず」
> (織田信長)
さて、ここまでくると、どうにも違和感がありまくりです。その違和感
とは一体何なのか、ということを探るために、冒頭に出てくる「パワー・
ポリティクス」という語をWikipediaで調べてみることにすると、
> 主権国家同士が軍事・経済・政治的手段を用いて互いに牽制しあうこと
> で自らの利益を保持しようとする国際関係の状態を指す。諸国家は世界
> の資源を巡って争い、他国や国際社会全体の利益よりも自国の利益を優
> 先する。その手段は、核兵器の開発・保有、先制攻撃、恫喝外交、国境
> 地帯への軍隊の配備、関税障壁や経済制裁など多岐にわたる。
ということだそうです。しかし、この定義なら、別に「今」に限った話では
なく、昔からずっとそうだったはずです。しかしその中身は時代の変化に応
じて変化してきています。2009年11月に雑誌『国際問題』に掲載された神谷
万丈氏による論文:
ポスト9.11の国際政治におけるパワー
http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2000/2009-11_004.pdf?noprint
によると、第2次大戦以前は大国は他者に頼ることなく自己充足的で、国際
政治のパワーの源は領土だったから、軍事力による自国領土の防衛と侵略に
よる領土の拡張が基本だった。ところが戦後はナショナリズムの台頭で他国
の統治が困難となり、軍事力による支配はコストに合わなくなり、国際間の
競争が領土を巡るものから経済的な富を創出するものへと、ポリティカル・
パワーの内容がそれまでの軍事的なパワーから非軍事的な分野にシフトして
きた。
ところが、先進国に「人命の価値」を高く見積もる傾向が強まってきたた
め、兵士の生存率の極大化や、更には敵国の民間人の巻き添えすらも極力避
けるようになってきて、政治的対立を解決するための手段としての軍事力の
重要性は主要国間で著しく低下した。そして更には軍事力行使どころか経済
制裁についてさえ、対象国の民衆を苦しめるから実行しにくくなり、ポリテ
ィカル・パワーによる対処それ自体が困難になってきた、と述べられていま
す。ここまでの議論は、なるほど、確かにその通り、とほぼ頷ける内容とな
っています。
ところがここから先は、ちょっと雲行きが怪しくなります。近年台頭が著
しい新興国の多くは、先進国とこれらの価値や理念を共有しておらず、未だ
に軍事力中心のパワー・ポリティクスで対応せざるを得ない国々があるとし
て、「国際社会のルールを順守しようとしない北朝鮮のような国」をその一
例に挙げています。
以上を踏まえた上で、最初に引用したRicky_Elwoodさんの「世界はパワー
・ポリティクスの時代に入ってます」という発言を考えてみましょう。Ricky
_Elwoodさんにとって、まずは米国、ロシア、中国に加えて日本も含めて大
国同士がパワー・ポリティクスで牽制しあっているように見ていると思うの
ですが、上記の神谷氏の考察によれば、先進国同士ならパワー・ポリティク
スで張り合うようなことはできない時代になったというのですから、Ricky
_Elwoodさんは、「ロシア」や「中国」を「先進国とこれらの価値や理念を
共有していない」新興国とみなしていることは明らかです。そして「北朝鮮」
に至っては、新興国の中でも更に「国際社会のルールを順守しようとしない」
困った国とみなしていることもこれまた明白です。
しかし、ここ放知技の常連諸氏や読者は、ロシア、中国、北朝鮮のいずれ
も、単なる「先進国とこれらの価値や理念を共有しない」とか「国際社会の
ルールを順守しようとしない」という「野蛮国」などではなく、非常に国際
政治の把握と実行力に長けたリーダーを持った国々であることを知っていま
す。ですから、「世界はパワー・ポリティクスの時代に入って」いるように
見えるのは見かけ上のことであり、そのように見せかけることで「軍産複合
体」のような各国にとっての真の「敵」の目くらましをしている時代だ、と
考えるのが一番合理的だと思われます。従って、「憲法9条を護持する事は
やがて国家の死を招く」などという主張はピント外れ。そうではなくて、相
手の意図をいかに読み取るか、いかに隙を与えないで自国の国益を高めるこ
とができるか、という能力が求められています。しかもこの自国の国益を高
めるというのも、今日では冷静に対処しさえすれば他国の国益を損なうこと
なく、いやそれどころか他国の国益にも資するように実行可能なのですから、
「パワー・ポリティクスの時代」などとんでもない、「真の国際協調が可能
となった時代」であるといえると思うのです。そういう意味ではリベラルが
よく揶揄される「世界市民」的理想に実は近づいていると言えるのです。こ
の意味ではマッチョ主義のウヨクは、まだ認識が遅れていると言わざるを得
ないと思います。もちろんサヨクの方はもっとはるかに認識がずれていて、
自国のリーダーの力量さえも理解できていないし、現憲法が無いと自国の軍
隊が暴走して悪いことをするなんて考えているので、もう論外も論外で問題
外の外とも言えるのですが、理念としてはむしろいいところを突いていたと
思うんですよね。