★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡
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2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.
(M部長・飯山一郎)
新時代を冷徹に読み解くおっさんたちの激論スレー38-
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1:mespesado:
2019/07/22 (Mon) 09:29:16
host:*.itscom.jp
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経済の世界で緊縮派対反緊縮派の対立軸が鮮明になってきました。
引き続き放知技の目の肥えた読者のレベルにふさわしい議論を期待します。
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713:mespesado
:
2019/10/19 (Sat) 10:17:36
host:*.itscom.jp
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>>699
補足です。私はそこで
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■ミクロの場合■
収入が増える → オカネは増える
支出が増える → オカネは減る
□マクロの場合□
収入が増える → オカネは減る
支出が増える → オカネは増える
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という「ファクト」を力説しました。先入観のある相手の注意・関心を向け
るには逆説的な、一見常識の正反対のファクトを提示させることが有効だか
らです。
しかし、次に来る反応は「そんなバカなことがあるか!」です。いくら、
上のファクトを理屈で説明して、その理屈そのものの穴が見つからなくても、
オカネは経験でよく知っているからという意識がある相手は、その自分の経
験から来る常識に反したことを言われると、「うまいこと胡麻化して騙して
いるのではないか」とまず疑い、「アブナい話にはかかわるな」の本能が発
現して、話題を変えようとすることでしょう。
なので、やはり次に放つべきは、「一見常識に反しているように見えるが、
その常識がここでは通用しないということを腹でわかる、腑に落ちる」よう
に持っていくことです。
この場合、どうして相手は腑に落ちないのか。それは、オカネに限らず、
例えばバケツに水を入れる場合、収入(バケツに入れる水)を増やせばオカ
ネ(バケツに溜まる水)が増えるのは当たり前で、それが減るなんてクダラ
ない冗談としか思えないからです。
そこで、腑に落ちる説明としては、「マクロの場合、『税収』って言葉を
使って、いかにも税が『収入』みたいに呼ぶけど、これって誰の収入?」っ
て訊いてみるとよい。「国家の収入でしょ?」と答えが返ってきたら「国家
と言っても意味が広い。その場合の国家って、『日本政府』のこと、それと
も『日本国民』のこと?」と畳みかけてみましょう
そうなんですよ。『税収』は『日本政府』にとっての「収入」であって、
『日本国民』にとっては「支出」なんですよね。
同じく『財政支出』は『日本政府』にとっての「支出」であって、『日本
国民』にとっては逆に「収入」なんです。
これに対してオカネが「増える」、「減る」と上で説明したときの「誰の
オカネが『増え』たり『減っ』たりするのか」というと、『日本国民』のオ
カネが増えたり減ったりすることを意味するわけです。だから、上で「□マ
クロの場合□」として書いたものは、「誰にとって」という部分を追加する
と、
□マクロの場合□
『日本政府』の収入が増える → 『日本国民』のオカネは減る
『日本政府』の支出が増える → 『日本国民』のオカネは増える
ということになる。つまり「誰にとってか?」が矢印の左右で違うから、バ
ケツの例とは一見真逆に見える結果が得られたわけですね。言ってみれば、
『バケツ』に入れる水が増える → 『水道の貯水池』の水量は減る
という事実を二重括弧の中身を隠して
入れる水が増える → 水量は減る
と書くと、正しいことでも一見逆説的でウソに見えるのと同じことです。
財務省がよく言う「国の借金を国民一人当たりに直すと~」のレトリック
も、実は「国の借金」が「日本政府の借金」のことで、「国民一人当たり」
は「日本国民一人当たり」で、対象が違うんだからそんな概念を考えること
がナンセンスなのとまったく同じ話です。
とにかく「国家」という「抽象的で曖昧な」概念を扱う時は、胡麻化され
る可能性が高いですから特に用心が必要です。